Change the Life✩。 *。✩

日々の何気ない日常を 徒然なるままに綴る日記です

救命救急士さんに感謝

夏休みに…と 以前子ども達と話をしたことがあったが、わたしの中では 今回も急に現実化した富士登山

台風後で 雨風の余波が残るのも心配だったし、全く気が進まないうえに何の準備も無い。借りに行くにも買い物へ行かれる車も無い😅💦

 

前日夜中まで、雨風も強く眠れない。。

皆の分の粗塩を包み

2時間弱の睡眠で家を出る。

 

以前初めて登った時のことを思い出す…

山登り経験の無いのに、登山3日前に富士山へ登ると決意し、登山用品を母の所へ借りに行き、止めなさいと止められながら無理無理借りて来て間に合わせたのだった。

早朝から電車に乗り、わざわざ新宿の税務署近くまで行ってから、団体でマイクロバスを貸し切って行ったのだった。

アメリカの大富豪の方々が 富士山へ登りたいと 3度目&最後のチャレンジの為に…と企画。

10程のパーティー分かれての登山。大富豪は低血糖で途中体調悪くなり、高山病の人を抱えながら、自身も山小屋のトイレと山小屋の部屋の空気で体調悪くなりながらも 観られた御来光の感動✨

それを 子ども達にも見せてあげたい!!

…そんなことを 思いながら

無事に8合目まてたどり着き山小屋で仮眠。

0時に子ども達を起こし、意見を聞いて 御来光を観に登ることになった。

今回は 頂上までは行かずに少し手前で30分程待機することにした。

寒さと闘いつつも ウトウトする子ども達と共に御来光を拝ませていただくことができた✨

 

が…💧

そこからが悲劇。。

頂上までは登りきり、小休憩の後、下山し始めた所で おチビが滑落。。

悪夢のようだった。

パニックで オロオロするばかりの中、

救命救急士になる為に学校へ通っていらっしゃるという学生さんが、通りがかりのガイドさん達とおチビの救助をしてくださった。

クローラーを呼んでいただいたが来てくれるまでがとても長く、クローラーが来てくださっても、載せる設備も機材も何も無い。その学生さんの声掛けで頭と首を動かさないよう担ぎ上げて何とか乗せてもらい、学生さんも自身の酸素カプセルとガイドさんの小さな酸素ボンベを持ち込み一緒にクローラーに乗り込んでくれた。そして、おチビに酸素を吸わせつつ下山開始。

そこからがまた とてもとても長い時間で、8合目救護センターに寄った時には「まだ8合目なのか…」と絶望感で泣きそうになった。

大きな酸素ボンベと血中酸素濃度のモニターを借り、引き続き学生さんの支持のもと吸引と圧迫と首の固定を保ちながら、おチビに声をかけながらの下山は 果てしない道のりのように思えた。

おチビは、疲れからの眠さもあり、目を閉じてしまうし、息も浅くなる…すると、酸素量モニターの数値も低くなる。

 「息をして!目を開けて!!」と 名前を呼び、すぐ上の兄と2人で必死で声をかけ続けた。

時に「爪を5秒間押して離してください」「手の温かさは?」などと圧迫固定を続けながらも、指示をだしてくれ、おチビの名前を呼びながら 声をかけて、意識確認の質問などを投げかけてくれた学生さんのおかげで何とか待機してくれていた救急車に乗せることが出来た。

その頃になって、この学生さんは おひとりだったのだろうか??と気がつき、お友達といらしていた事を聞き、持っているだけのお金を押し付けて取っていただき、ご連絡先は後ほど教えていただくことにして救急車へ乗りこんだ。

 

救急車も 山道のせいか、随分走ったように思えたが、洋服も全部切られたことで おチビの 意識もハッキリしてきて目も開けていたし、一通り外傷の様子がわかり、少し気持ちが落ち着けた。

そして、ドクターヘリの待つ駐車場へ。

ヘリに乗って来られていたドクターに診察してもらうが、わたしと兄を残し ヘリコプターで大きな病院へ救急搬送されることになった。

 

わたし達が病院に着いたころには、既に 全身のMRIとCTを撮り終えていて、骨も内蔵にも別状はなさそうとの診断だった。こめかみ辺りを数針縫う外傷だけとのことで安堵したが、様子見で1晩入院。

夜ご飯まで付けていた、心電図と酸素量のモニターを お母さんもいるし寝るのに邪魔だろうから…と外していただいたので、わたしは不安で眠れず…。結局 おチビの隣りで一瞬ウトウトしてしまっただけで朝を迎えた。

そんな中…

不幸中の幸いで 大事には至らず、ましてやこんな時でなければ、おチビと2人だけで居られる夜は 今は無いので とても 有難い時間だなぁ〜と思いながら 書いている。。

 

救急救命士

それを目指すという学生さんのおかげで、どれだけ息子達もわたしも救われたことか‼️

その場に居てくださって、お友達との夏休みの貴重な機会だったのにもかかわらず、迷わず同乗してくださった学生さんに本当に感謝してやまなかった。

 

わたしも先日の事故では 救命救急士さんにお世話になったはず。。

それなのに、

今まで、その職について考えたことも無かったので、ちょっとググってみた。

救命救急士の大学を卒業しても、救急救命士の資格をもらえる訳ではなく、指定されている大学を出たら、救急救命士の国家試験を受ける資格が貰えるだけなのだそう。。

国家試験に合格し、次に 消防士採用試験を受けて合格して消防士となり、更にそこで救急救命士として配属されて初めて救急救命士になる事ができるのだそう。とは言え、 資格を持っていたとしても救急車ではなく消防車の方に配属になるケースもあるのだそう。

あんなに志高い素晴らしい学生さんでも、望んだ通りにならないこともある世の中のシステムって どうなのだろうか…と疑問と憤りを覚えた。

 

息子が良くなったら、 あの学生さんに お礼に行こう。。

神さまにも。。。

 

ありがとうございます✨

 

 

 


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