No ○○ No Lifeからの脱却
18年通い続けている病院で、
とある手術をした。
冷え性と睡眠が改善されることが目的…という大義名分はあるが、子ども達に選択肢を与えないまま手術を受けさせて、子育てが落ち着いてから…と病院から止められてたまま十年経っているのに やっていなかったことを、先日 二男が生まれてから 初めて喘息の発作が出たことで、この手術の事が頭をよぎったからだった。
二男に 勧めて良いものなのか…手術をしてみないと!!!と思ったことが今回申し込みを即決した1番の理由だった。
が、
子どもの手術と大人の手術とは、訳が違い、説明を聞けば聞くほど怖くなり、やめたくなった。
でも、同じ日に手術をする人がいたおかげで、話もでき、 怖さもかなり軽減された。
同時期に同じ境遇を共感できるというのは 本当に有難い事だと改めて思った2日間だった。
今回受けた手術をする病院は、通い始めた当時全国で2件しか無く、もう1件の先生とは手術方法が異なった為に、遠方からわざわざ、泊まりで手術の為の診察に来て、長期休みに合わせた手術は半年待ち…というの中で予約を取り、また泊まりで手術を受けにくる…というような方々が大勢いて待合室に入れないこともしばしばあるような、ある方面では かなり著名な先生だった。
そんな先生とのご縁は、
うちの娘が産まれた、水中出産で有名な先生からの ご紹介で通い始めた。
二男の事が気がかりで二男の為に行ったようなものだったのに、未だに 二男は その手術を受けていない。
二男は、赤ちゃんの時に向きぐせがあり、どうしても同じ方を向いて寝てしまっていた為、頭の形が片側へこんでいたし、頭が大きかったし、寝息も辛そうに感じることがあり、1歳の時に発作が起きた訳では無いのに、喘息と診断されて3日程入院した。
1歳の頃から、添い寝をして 寝かしつけようとするわたしに腕枕をしてくれた二男。
扁桃腺を切り、アデノイドを切り…と口の中を5箇所も切ると言われ、全身麻酔で1週間以上の入院が必要との診断だった。
三男は、全身麻酔だけれども、切るのは小さく2箇所で良く、1日入院で済むというので 三男の手術を先にした。
三男が全身麻酔から覚める際、「暴れるので抑えてくださいね。」と看護婦さんに言われ 、看護婦さんと2人がかりで抑えた。
三男は 普段見たこともないような形相で 2歳にもならない子どもが 考えられないような力で歯を食いしばって暴れた。。
予想もしなかったような光景がショックで。。
今でも忘れられない。。
二男が愛しいあまり、アレを二男にやられたら耐えられないと思って、怖かったのもあり、娘も母乳で預けられないことを理由にやめてしまった。
5番目も 産まれて直ぐに手術をした。
7番目は 横になって眠れない子だった。縦抱きにしていないと苦しくて目が覚めてしまうよう。。なので、夜中もずっと抱っこしたまま。。ベットにもたれながら、7番目を抱きながらわたしも眠った。
3ヶ月目に 手術を決め、ギリギリ局所麻酔で手術ができた。そして、やっと一緒に 添い寝しながらわたしも横になって眠れるようになった。
そんな彼が、明日10歳になる。
今だに 涙が出てしまう程に 可愛い末っ子ちゃん。
起きている間中は ほぼ、抱っこか おんぶだった。
24時間、身体から離れる事がほぼ無い日々だったこともあり、会えば未だに抱っこしてしまう。。
でも
もう 2分の1成人式だ。
おチビ達と離れて1年以上過ぎ、わたしの身体の一部がちぎれたような意識も薄くなり、空洞になった部分も時々ふさがるようになってきた。わたしも わたしなりに、1人に慣れ、楽しめることも多くなった。
いつかは 子離れしなければならない中、どうにも出来そうにないわたしを 神さまは みていてくださったのかな。。
去年、6番目にケーキを焼いたのが最後で、子ども達にケーキを焼けなくなってしまった。
でも 明日は もしかしたら 末っ子ちゃんと一緒にケーキを取りに行けるかもしれない。
一緒には食べられないけど…。
涙が 止まらなくなり 1人の部屋には戻れず、1年前のように 車で寝てしまおうかな…
明日5時に仕事に出るまで。。